自分にできて、人にできないこと[その5]

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思った事

その時思ったことは、

「自分の出来ることであっても、

それは人ができることではない」

ということです。

自分の物差しだけで、世の中を計ることが

如何に良くない事なのかを、

改めて思った出来事でした。

自分ができて当たり前の事って、

人によっては「凄い事」になることがある、

ということを実感しました。

ここで一瞬私が思ってしまったのは、

「何でこんなこともできないの?」

です。

でもこれは仕方ない事だと思います。

自分は出来ているのですから、

自分の見える世界には、できないということは

あり得ないのです。

そのイレギュラーが発生し、驚いたのです。

自分が当然のようにできることを、できない人が

目の前に現れたとき、人は

「何でこんなこともできないの?」

と思うことでしょう。

少なくとも私は思いました。

でもだからこそ、「人はみんなできることと

できない事は違うんだ」ということを

強く意識せねばと思いました。

「こんなこと」と思えるのは、あくまでも

自分ができているからです。

つまりそれは、自分の尺度、物差しであって、

一歩広い世界に飛び出すと、それは無数にある

ちっぽけな物差しの一本に過ぎないのです。

私には私の物差しがある

出来ることできない事がある。

これと同じように、話した人にとって

私のやった「イライラする前にゲームをやめる」

ということは、とても難しい

若しくは不可能なことだったのです。

ちっぽけな一個人の物差しで世界を語る人は

この世に数多存在します。

彼らのような存在は、「普通」や「常識」と

よく口にするものです。

その「普通」「常識」が自分の見えている

若しくはみたいと思う狭い世界が作り出したもの

ということも知らず、何とも滑稽なものです。

そんな滑稽な人間にならぬよう、

私は、今回の体験を糧に

「自分のできることは人にとってはできない事」

ということを肝に銘じたいと思います。

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