怒って当然
そんな理不尽な上下関係ではありますが、
私たちはただ従うだけでいいのでしょうか。
確かに理不尽な上下関係について、
腹が立つ方も多いと思われますが、
それと同時に「何か出来たら苦労しない」
と言われるのではと私は考えます。
私はどちらかと言えば内気な方で、
自分の意見を表立って言えないとも、
口下手だとも自負しております。
同じ悩みを抱える方も、
きっと口下手・内気でおとなしい・感情表現が苦手・我慢する
といったような特徴があるのではないかと思います。
私はここにも、
以前「自分はどこまでわがままになれるのか」の記事で述べた
「わがままゾーン」が使えるのではないかと考えます。
(自分はどこまでわがままになれるのか[その3])
自分に必要な分だけ耐え、それ以上には文句を返す。
それで何か不利益があるなら、
その組織を抜けることを考えるべきだと思います。
具体的なラインとしては、私は
「自分の行動が組織の維持に支障をきたす範囲まで耐える」
と考えています。
これもわがままゾーンの考え方ですが、
自分がした行動を咎められる際、
それが組織の維持に必要な分を越えていれば
遠慮せず反抗すべきだと思います。
仕事を例に出させていただきますが、
「先輩社員」とは言いますが、その人が役職がついていなければ
ただの平社員と何も変わりません。
当然、人を顎で使ったり、偉そうに指示を出す権限は
本来ありません。
また役職があっても、個人の行動・思想・価値観が
著しく組織の構造に支障きたさなければ
口出しをする権限はありません。
まして「間違っている」と価値観を押し付けてきたり、
個人的な感情で指図する権限など誰からも与えられていません。
つまり彼らは、「労働者」に対して干渉は出来ても
「個人」には本来干渉は出来ません。
「労働者」は労働規則や会社のルール、上司の指示などの
組織を構成するうえで必要な上下関係に従う必要があります。
しかしそれを越えて「個人」の領域を土足で踏み荒らされるのを
許してはならないと私は思います。
個人の領域が脅かされるのであれば、
毅然とした対応をするべきです。
個人を踏み荒らされたのなら、あなたは怒って当然なのです。
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