「普通」の話[その2]

普通・常識って何？

私なりの結論として、

「普通・常識」といった言葉は

「多数決の皮をかぶった押し付け」です。

多くの方はこれらの言葉を

「みんな」という意味合いで

使われると思います。

「普通においしい・面白い・すごい(良くも悪くもない)」

といった使い方もあるかと思いますが、

概ね

大多数の方の意見をまとめた平均

といった使われ方をしているように感じます。

そしてこの言葉は、

様々な人同士の会話の中で

当然のように使われており、

仮に

「普通や常識を一切使わないで会話してみて」

と言われると

言葉選びに苦労すると思われます。

その位この表現は、

人々の中で深く強く根付いているように見受けられます。

その為人は、

他人の失敗を責めるときにも

その言葉を使います。

私も

「普通こうだろ」

「常識がない」

「社会人なんだから」

といった怒られ方を

しょっちゅうされました。

確かにこのような言われ方をするとき、

私は発言者にとって

前代未聞なミスを犯しています。

そして発言者としては

「自分が立場が上」

という姿勢でなくてはならないということは、

ある程度分かります。

ですが私には、

あたかも「私は全人類の代弁者」

「お前は人類という種の反逆者」

と言われているような気がして、

一時期は「普通・常識」と言った言葉に強い嫌悪感を示し、

今も好きな言葉ではありません。