「20代教員に心の病増加」というニュースを見て[その3]

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「「20代教員に心の病増加」

というニュースを見て」のその3です。

今回は記事内で書かれていた、

20~30代の若手の小学校教員の間で

精神疾患による休職・退職が増えている

4つの背景について、詳しく見ていきます。

独立した4つが絡み合ってというよりも、

1つ1つが関連して、

それが鎖のように連なっているという

印象を受けました。

目次

背景

まず一つ目の背景

「若手教員の方が抑うつ傾向にある」というのは

「若い奴が軟弱」ではなく、

「困難な状況になれていないため、

経験を理由に開き直れない」


ということに加え、

「若い年齢層ほど長時間労働」

というデータもあるらしく、

大きな仕事の負荷がストレスになって、

心を病んでしまう可能性を指摘しています。

第二の背景は

「いびつな年齢構造」

です。

記事内の資料では

東京都、神奈川県、愛知県、大阪府などの

都市部では

若手が多く、ベテランが少ない

当然ベテランからのケアを若手が受けられない、

学級の問題やクレームに対処ができない、

と言ったことが起こるそうです。

一方で秋田県、福井県、高知県、宮崎県などの

地方では、逆にベテランが多いのだが、

大量退職の問題を抱えているそうです。

第三に

「慢性的な人手不足」

です。

心を病んで休職する



人員補填の為に中堅・ベテランで補填



若手のケア・組織内の問題解決が困難になる



中堅・ベテラン職員も心を病む


というドミノ倒しが発生しているとのことです。

四つ目は恐らく起爆剤となったと思われる

「新型コロナ」

です。

不慣れな状況が続き、

ストレスで苛立った保護者から、

きつい態度を取られ、

これが若手職員のストレスにつながるそうです。

当記事はこの問題に対して、

学級担任の負担を減らしたり、

人的支援をするべきであるという旨の記述で

締めくくられておりました。

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