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鬱病にも言える、「甘えの境界」
鬱病になると、
気力がある状態と無い状態の間を
反復横跳びのように行き来するため、
はたから見れば
「元気がなくて寝てばっかりだと思ったら、元気になって遊びまわってる、甘えてるだけなのでは?」
と思われるかもしれません。
また当人も、
気力がある状態の時にない状態の時を思い返して
「自分は病気という肩書に甘えているだけなのでは?」
と自問自答し、
自己嫌悪に陥る方も
いらっしゃると思われます。
そんなときだからこそぜひ、
あなたなりの判断基準、
若しくは「自分を動かそうとしたか否か」
「若しくは動かして不都合が生じたか否か」
という私の判断基準を試して、
自分の現状を冷静に分析してみてください。
例に挙げた事例の場合、
「元気がなくて寝てばかり=鬱の底だからリラックスしようとしている」
「元気に遊びまわっている=元気が出たので外に出てリフレッシュしている」
と捉えることができると私は考えます。
また基本的に無気力になってしまう鬱病の方にとって、
「外で遊びまわる」ということは非常にハードルが高く、
日の光を浴びる
体を動かす
といった機会にもなります。
しかも感情が乏しくなる鬱病の方が、
楽しいと感じ、
主体的に遊びまわることができるほどに
気力が出ているということは
病気の観点から見ればよい兆候であり、
叱責よりも称賛されるべき結果と私は考えます。
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