[リライト記事]「鬱の底」の辛さと、その過ごし方

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「鬼野子」です。

今回の記事は、一番最初に書いた記事、

「鬱病で何もやる気が出ないあなたへ」

のリライト記事です。

この記事は当ブログの記事第一号という、

1年前の記事です。

その間にも鬱に対する認識もそうですが、

ブログへの姿勢や、記事執筆において

重視することなどに、様々な変化が

ありました。

今回はそれらを踏まえて、この記事を

改めて書き直そうと思います。

こんな感じで、意識的にリライトをしないと

一生リライトしない自信があるくらい、

新規記事に埋もれております。

運営している私の都合ではありますが、

システム的にいろいろと不都合があるので、

今回書き直しをさせていただきました。

書く内容は特に変わらず、最新の書式にする

といったような趣旨です。

「鬱病の辛さ」「体験談」「対処」「まとめ」

といった内容にしていこうと思います。

回りくどくなるようなら、

もっと短くするかもしれません。

リライト前の記事の問題点として、

この回りくどさが挙げられるので。

鬱を知らない方にはどんな感覚なのかを、

鬱で現在悩んでいる方には

どうしたら辛いとき楽になれるのかを、

これらをお届けできたらいいなと思います。

長々と前置きをするのも難なので、

そろそろ本編に入ります。

この記事が誰かの何かの役に立ったら、

嬉しいです。

目次

そもそも鬱の底って?

まず、題名にも使われている「鬱の底」について

お話しさせていただきます。

元々はとある本の表現なのですが、

この表現がしっくり来ているので、

色々なところで使わせていただいております。

そもそも鬱病って、マシな時とひどい時を

行ったり来たりする病気なので。

「いやいやwww、気分の浮き沈みなんて

誰にでもあるよwww」と、

健常者は思うでしょう。

その気分の浮き沈みで、生活に支障が出ますか?

食べること、飲むこと、風呂、洗面、排せつ

起き上がることや、

果ては生きていることそのものを、

苦痛に感じることはありますか?

「死にたい」と思いますか?

鬱病で苦しんでいる人は、

これに「YES」と答えます。

生きることが困難になる。

だから病気、鬱「病」なのです。

このマシな時が、めちゃくちゃポジティブなのが

「双極性障害」というのですが、鬱病の場合

基本的にネガティブで安定しております。

さて、先にも述べたように鬱病は、

比較的マシな状態と、

めちゃくちゃネガティブな状態を

行ったり来たりする病気です。

このひどい状態のことを

「鬱の底」と呼んでいます。

気分を波として表現した場合、

まさに下方の頂点、そこの部分が

まさに「鬱の底」になります。

鬱の底ってどんな状態?

鬱病の一番ひどい状態「鬱の底」について

鬱病になったことのない人にもわかりやすく、

お話しさせていただきます。

「人生で一番疲れていて、何もしたくない時に

親・兄弟・恋人・親友が同時に死んだ」

誇張はしておりますが、

わかりやすく例えるなら、そういった状況かなと

私は思います。

何もかもやる気が起きないくらいの

ひどい倦怠感と、1分1秒生きているのが

嫌なくらいの深い絶望感。

一番しっくりくるのが、

こういう例えになるでしょうか。

食事も風呂・洗面も着替えもできず、

動くことも困難なほどの倦怠感。

呼吸することもやっと位、

何もやる気が出ません。

加えてネガティブ思考。

頭の中を駆け巡るのは、

過去の辛い記憶

現在の自分の人生の粗さがし

将来の不安

こればっかりです。

考えることすべてが、悪い方向にしか

結論が行きません。

しかも

そんな思考が波のように押し寄せてきて、

頭の中はぐっちゅぐちゃです。

「充電1%のスマートフォン」に

例えられるのですが、これはあくまでも

「マシ」な状態です。

どっぷりと鬱の底に沈んでいる状態では、

これに加えてマイナス思考が頭の中を

ぐちゃぐちゃに、真っ黒に染め上げます。

筆者の体験談

せっかくなので、筆者の苦労話を。

私の場合、鬱病になる以前も

気圧の上下や季節の変わり目で

体調が変化しやすかったのですが、

鬱病になってからは、それが顕著になりました。

今はだいぶ楽になりましたが、ひどかったときは

例えマシな状態でも動くこともままならず、

毎日布団の中でゴロゴロだらだらと

過ごすしかありませんでした。

辛いことを思い出したり、現状の自分を嘆いたり

常に何かしら、ネガティブなことを

考えていました。

ひどいときにはそれに希死念慮が加わって、

「消えたい」「死にたい」と思いながら、

毎日つらい思いをしておりました。

頭の中は希死念慮やネガティブな思考で

常にいっぱい。

押し寄せる黒い思考で、頭の中は

常にいっぱいになっております。

私の場合、ADHDもあって、

頭の中が多動気味なので、

それもあると思います。

それも相まって、頭の中で黒い思考が加速して

常に頭はフル回転。

おかげさまで頭が疲れて、何もできない。

後は私は、おそらくHSPの気質も

あるのだと思います。

繊細で敏感ゆえに、周りの情報を過剰に敏感に

感じ取って、余計疲れるのだと思います。

こうしたことが組み合わさって、

私は毎日疲れて、動けていませんでした。

今も気圧が低いときは動けませんが、

それでも鬱に関しては、客観視が

できるようになったことも相まって、

幾分か楽になりました。

鬱の底の過ごし方

さてここからは、私なりの「鬱の底」での

過ごし方をご紹介させていただきます。

私の過ごし方が皆さんの役に立ったら

嬉しです。

主に「鬱の底」で辛いときの過ごし方は

3つです。

・ひたすら寝る。

・病みツイ

・記事にする。

まずは「寝る」ですね。

そもそも人間は寝ることによって、

記憶を整理しているのですが、

そのことと関係があるのかはわかりませんが、

ぐちゃぐちゃした頭の中が整理されるためか

多少すっきりします。

まずはゴロゴロだらだら、リラックスして

寝てしまった方がいいと思います。

また、自分の気持ちを形にするのも

いいと思います。

それが病みツイ・記事にする、です。

感情と、そこに隠れる思考を文章化すると、

なぜか少しすっきりします。

難しい言葉で言うと

「外在化」というらしいです。

こうすることで自分の感情を客観視でき、

また感情を発散することで、すっきりするのでは

と、私は考えます。

またこれらの記事で取り扱ったように、

認識した辛いという感情、その奥にある思考を

深く掘り下げていくことで、

今自分がどんな状態か

何をすべきなのか

といった事を客観視できるようになります。

当然鬱の底にいたら、ここまでのことは

不可能ですが、もしよかったら

少しマシな時にお試しください。

まとめ

今回は当ブログの記念すべき記事第一号の

「鬱病で何もやる気が出ないあなたへ」を

リライトしてみました。

「鬱の底」とは、とある本で使われていた

表現で、下に振り切った状態のことを

指して使わせていただいております。

「鬱の底」に陥ると、押し寄せるネガティブ思考に

頭の中を支配され、嫌な事・辛いことしか

考えられなくなって、何もやる気がしないほど

常に疲れた状態になってしまいます。

私も、特に気圧の低い日や、季節の変わり目に

この「鬱の底」を体験しており、

非常につらい思いをしました。

「鬱の底」での私なりの過ごし方は、

「ひたすら寝る」もしくは「外在化」です。

前者は記憶や思考の整理、

後者は思考や感情を発散して、

客観視できるようになるからか、

少しだけマシになります。

この記事を最初に執筆したときは、

「ひたすら寝る」「リラックスする」

のごり押しでしたが、

ブログを執筆していくにつれて、

「文字にしたりして外在化したほうが

楽になれる?」と考えたので、

今回ここが、一番の変更点だと思います。

初めてリライトというものに取り組みましたが

改めて執筆してみると、昔の考え方と

今の自分の考え方が、大分違うことに

驚かされました。

これからも定期的にリライトしていきたいと

思います。

今回の記事は以上です。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。

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